―音楽を始めたのはいつ頃なんですか?
BY−ギターを弾き始めて歌うようになったのは18歳の時だから今から12年前で。最初はローリングストーンズやキャットスティーブンス、ボブディランなんかをコピーしていた。それから独学で基礎を勉強して作詞作曲するようになったんだ。
―音楽を創る時、サーフィンから得るインスピレーションが影響する事はありますか?
BY−サーフィンと音楽はとても似ていると思う。僕達は海の波のエネルギーでタップして、音楽の波でタップする。この素晴らしい地球に暮らせるから海の美しさ、平和、幸福を覚えるから曲が作れる。サーフィンは自分の中でとても大きな位置を占めていて音楽を通して作られている。僕は自分のサーフィンスタイルは音楽が築いたと信じている。だって本当に音楽ばかりやっているんだ。幸福、喜び、平和、、、全てがリンクしていると思う。サーフィンと音楽から同じバイブレーションを感じるんだ。
―初のアルバムですね。
BY−実はレコーディングを始めたのは4年前、ワーナー(オーストラリア)からアルバムを発売するところまで行ったんだけど・・・サウンドで合意が得られなかった。それとメジャーなレコード会社とのやり取りに少々嫌気が差していたんだ。そんな時、アンドリュー・キッドマンのヘルプもあり「インディーズでやろう」と決めた。大きな決断だった。僕はサーフィンではスポンサーに恵まれ2回もロングボードの世界チャンプになれた。でも音楽シーンではメジャーではない、独立、インディーズでいたい。このアルバムが完成するまでには膨大な時間がかかったけれど、学ぶ事も多く優れたミュージシャンとも出会えた。ミッドナイトオイルのドラマーのロブ・ハーストやアレックス・ロイドも参加してくれた。これは凄い事なんだ、僕にとっては。だってシドニーオリンピックの閉会式で「ソーリー」と書いたTシャツを着てアボリジニへの謝罪をしようとしたバンドのドラマーが参加するなんて僕にとっては夢、実現するとは思ってもいなかったけどそんな夢は見ていたよ。
インタビュー 2004年8月12日@シドニー・モナベール
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